思想 |
医学界の宣言,倫理綱領, 報告書など |
世論調査 |
事件 |
安楽死運動法制化への動き および反対運動 |
法律 |
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19C 1870年代 細菌学の発展 |
[英] 1872 S.D.Williamsのエッセイに Euthanasia の語がタイトルとして初めて登場 [英] 1884 L.A.Tollemache 安楽死を『代行自殺』(suicide by proxy)として適法化を主張 |
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1901- |
[英] 1901 C.E.Goddard(医師) 耐え難い肉体的苦痛を伴う不治の病者及び恢復の見込みのない白痴,痴愚者,奇形のある者の安楽死に賛意 |
[米] 1906 オハイオ州議会に安楽死合法化法案提出さる 23:79で否決 [米] 1917 アメリカ進歩主義医学協会で安楽死立法化を全州議会に付託す決議案87:24で採択 |
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1931- |
[英] 1931 C.K.Millard(医師) キリスト教に起因する安楽死反対論を論駁 |
[米] 1937(単位は%) 奇形児の安楽死 可45,不可40.5,不明15 不治の病の成年の安楽死 可37,不可47.5,不明15 [米] 1937 国家の監督下で恢復絶望の病人への慈悲殺に賛成するか, 賛成46:反対54女性より男性,年輩者より若者が好意的 医師は53:47 |
[英] 1935 任意的安楽死立法化協会設立 [英] 1936 任意的安楽死法案,上院に提出 35:14で否決 [米] 1937 ネブラスカ州議会に安楽死合法化法案提出, 委員会に付託されるが無期限延期 [米] 1938 任意的安楽死協会設立 |
[伊] 1931 自殺禁令廃止 |
思想 |
医学界の宣言,倫理綱領, 報告書など |
世論調査 |
事件 |
安楽死運動法制化への動き および反対運動 |
法律 |
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1941- ペニシリン開発 1946 ストレプトマイシン開発 |
[米] 1949 L.Alexander(ニュルンベルク医学顧問)によるクサビ論 「安楽死運動にとって,基本的には,生きるに値しない生命というものがあり,それが後にすべての穀潰し及び政治的・社会的に好ましくない者へと拡大した」 [加] 1947 S.Katz(ジャーナリスト) 安楽死擁護の論説 |
1947 ニュルンベルク倫理綱領 1948 世界医師会総会 ジュネーブ宣言 |
[米] 1941 (安楽死協会によるニューヨークの医師への意識調査,回答率16%) 成年の不治の病への安楽死立法化可80% 重症の奇形児への安楽死立法化 可27% [米] 1947 ギャラップ世論調査患者及び家族が求める安楽死 可37%:不可54% [米] 1950 ギャラップ世論調査 可36% |
[独] 1945-6 ナチスの「安楽死」計画・人体実験と大量虐殺発覚, T4計画で7万余人の精神障害者,20万人の心身障害児・者が「安楽死」の名のもとに殺害さる [国際] 1946 ニュルンベルク国際軍事裁判 [米] 被害者の親族によって起こされた慈悲殺事件5件 [米] 1949-50 サンダー博士事件 医師による慈悲殺,嘆願運動,無罪評決,医師資格剥奪,復職 |
[米] 1947 安楽死協会,任意的安楽死法案を作成し州議会に公表 [米] 1949 任意的安楽死を求める聖職者の嘆願書 |
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1951- 静脈点滴開発 人工呼吸器開発 |
[米] 1954 J.Fletcher (キリスト教倫理,状況倫理) カトリック教義の医学への影響を指摘,医学の進歩に伴った医療倫理の修正を主張 [カトリック] 1957 ローマ教皇ピウス12世,医師は「特別(extra-ordinary)な装置」を用いることを義務づけられないと訓辞 [米] 1959 E.H.Rynearson(医師) 治療の中止=消極的安楽死を提案 |
1950 世界医師会総会 安楽死反対の決議 |
[加] 1959 ギャラップ世論調査 プロテスタントとカトリックで著しい差 苦痛の激しい末期患者への安楽死 プ:カ=55%:29% 重症の先天異常児 プ可:不可=44:42 カ可:不可=23:70 [米] 1960 CAの世論調査 消極的安楽死に7:1の割合で賛成多数 |
[英・米] 1952 安楽死協会,不治の患者の任意的安楽死の権利を人権宣言に盛り込む嘆願書を国連人権委員長に提出 [米] 1959 安楽死協会,コネチカット州議会に安楽死法案提出 |
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1961- 人工心肺器開発 |
[米] 1962 F.J.Ayd, Jr.(カトリックの医師) 穏やかに死ぬ権利,患者の治療拒絶の権利を認める |
[日] 1962 山内事件 親族による積極的安楽死に同意殺人罪で有罪,安楽死の6要件を提示 |
[英] 1961 自殺法制定 自殺を犯罪とする法規廃止(第三者の自殺関与は嘱託殺人) |
思想 |
医学界の宣言,倫理綱領, 報告書など |
世論調査 |
事件 |
安楽死運動法制化への動き および反対運動 |
法律 |
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1967 心臓移植成功 |
[英] 1963 C.Saunders ホスピス・ケア提唱 [米] 1969 E.Kübler-Ross 死の受容の研究 |
[英] 1969 イギリス医師会,安楽死法案非難決議 |
[米] 1970 コロラド州看護婦協会での世論調査 消極的安楽死に賛成61% |
[英] 1967 ニースデン病院事件 医師の裁量による治療放棄を指示 |
[米] 1967 ルイス・カットナー,リビング・ウィルを起草。安楽死協会普及運動へ [英] 1969 任意的安楽死法案上院に提出, 61:40で否決 |
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1971- |
[米] 1975 J.Rachels(哲) 積極的安楽死と消極的安楽死の区別を批判 [米] 1980 R.Lamm(コロラド州知事) 「老人は死ぬ義務がある」 |
[米] 1973 アメリカ病院協会 患者の権利章典 [独] 1979 臨死介助のための連邦医師会指針 [ 1976 第一回国際安楽死会議 |
[米] 1973 ギャラップ調査 積極的安楽死可53%, 男女差宗教差なし 男:女=53%:53% プ:カ=53%:48% |
蘭] 1971 ポストマ医師事件 母親に致死量のモルヒネを投与 [米] 1976 カレン・クィンラン事件判決 植物状態の人工呼吸器撤去代行を認可 [米] 1976 サイケヴィッチ事件 末期の重度精神障害者の治療拒否代行を認可 |
[米] 1972 安楽死協会,安楽死教育協議会を併設し方針を消極的安楽死権に変 [蘭] 1973 自発的安楽死協会設立 [米] 1974 部安楽死協会,死の権利協会に改称し立法化へ [日] 1976 日本安楽死協会設立 [日] 1978 日本安楽死協会,末期医療の特別措置法草案発表 [日] 1978 安楽死法制化を阻止する会 [米] 1980 ヘムロック協会設立 |
[米] 1976 カリフォルニア州自然死法 |
思想 |
医学界の宣言,倫理綱領, 報告書など |
世論調査 |
事件 |
安楽死運動法制化への動き および反対運動 |
法律 |
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1981- |
[カトリック]1990 'vita evangerium' 回勅:いのちの福音 |
1981 世界医師会総会,リスボン宣言 「患者は尊厳のうちに死ぬ権利を持つ」 1987 世界医師会総会 マドリード宣言 |
[蘭] 1984 アルクマール事件判決 末期患者への自発的積極的安楽死をおこなった医師に無罪 [米] 1985 コンロイ事件判決,重度精神障害者の栄養補給停止代行 [米] 1986 エリザベス・ボービア事件判決,四肢麻痺患者の栄養補給拒否を認可 [独] 1987 ハッケタール事件判決 [米] 1990 ナンシー・クルーザン事件判決,植物状態の栄養補給撤去代行認可, [米] 1990 キボーキアン事件 自殺装置による自殺幇助,1999年までに130例に及ぶ希望者の自殺を幇助。3度の起訴,保釈後,積極的安楽死の様子をTV放映し,1999年に第二級殺人罪で拘禁 |
[フィン] 1982 消極的安楽死法成立 [米] 1985 統一末期患者の権利法 [米] 1985 改正統一末期患者の権利法 [米] 1990 患者の自己決定権法 |
思想 |
医学界の宣言,倫理綱領, 報告書など |
世論調査 |
事件 |
安楽死運動法制化への動き および反対運動 |
法律 |
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1991- |
[米] 1991 D.Humphreyの'Final Exit'(安楽死の手引き)ベスト・セラーに [日] 1992 『完全自殺マニュアル』ベスト・セラーに [米] 1993 R.Dworkin 患者の自律と最高の利益を保護する立場から安楽死を擁護 [米] 1997 J.Hardwig(医師) 'Is there a duty to die?' 家族への配慮のための死ぬ義務を提唱 |
[蘭] 1991 レメリンク報告 積極的安楽死の実態調査報告 [加] 1994 安楽死および自殺幇助に関する上院特別委員会報告 今後も自殺幇助を禁ずる [欧] 1996 欧州評議会「人権と生物学・医学とに関する協約」採択,1999年発効, |
1998 第3回国際生命倫理学会における死ぬ権利と死ぬ義務に関する医療者・生命倫理学者の意識調査 家族のために死ぬ義務有/無(%) 欧米80:16 日本39:56 社会のために死ぬ義務有/無 欧米61:34 日本37:62 |
[加] 1993 ロドリゲス事件判決,自殺幇助要請を否決 [英] 1993 トニー・ブラント事件判決,本人の意思不明の植物状態の栄養補給停止を許可 [加] 1994 R.ラティマー事件判決,重度障害児の慈悲殺に10年の懲役刑 [蘭] 1994 シャボット医師事件,精神的苦痛を理由とした自発的安楽死容認 [日] 1995 東海大学「安楽死」事件判決,安楽死新4要件を提示 [日] 1996 京都京北病院で医師の忖度による慈悲殺,証拠不十分により不起訴 |
[米] 1991 ワシントン州で自殺幇助を認める法案の住民投票,46:54%で否決 [米] 1992 カリフォルニア州で自殺幇助を認める法案の住民投票,47:53%で否決 [米] 1995 フロリダ州で自殺幇助を禁ずる州法を合憲とする判決 [米] 1998 ミシガン州,自殺幇助の賛否を問う住民投票,予想外の大差で否決 |
[蘭] 1993 改正埋葬法 自殺幇助の医師に対して違法性を問わない [米] 1995 オレゴン州尊厳死法成立 自発的安楽死合法化,その後連邦最高裁の違憲審査を経て1997決定 [豪] 1995 北部準州で自発的安楽死合法化,1997連邦議会により無効 [米] 1998 ミシガン州,自殺幇助を禁ずる州法州法制定 [米] 1999 疼痛除去促進法下院可決 |
2001- |
[ベルギー] 2001 積極的安楽死合法化を審議中 |
[蘭] 2001 安楽死法成立 |